企業に貢献できる人材とは何か。

いくつかの切り口でその能力を測定できるであろう。

能力には技術がある。
設計技術者であれば、設計する技術、財務担当者であれば財務諸表を準備する能力と様々なものがあるが、これらは経験と理論を重ねることで能力が上がってくる。

忘れてはならないことは、その人の性格や態度によって、その能力がどう使われどのような結果を生むかが大きく変わることである。

よって、人材度は以下のように評価することが大事である。

能力=スキル x 人間性




現在の企業の多くは、主にスキルによる会社への貢献度を元に人材の評価を行っている。
また、人間性の評価は難しく、更に人間的に成長していることを評価することも難しい。
また、人間的に成長しているということ自体の定義が難しい。

この連載では、人間性を性格や態度といった角度で測定していく。
但し、測定する手法は人間性とは直接関係性のないような項目となっている。

海外事業を通じて、従業員のスキルが伸び、人間性も成長し、会社のみならず社会や家庭に貢献できる人材を作り上げていくことが大切である。